バイオリン(ヴァイオリン)販売・専門店・
弦楽器サラサーテ・東京(渋谷)から25分

完全予約制 10:00〜19:00 不定休

ヴァイオリン(バイオリン)専門店 弦楽器サラサーテ店主のブログ

ドイツヴァイオリン販売 カントゥーシャ Joseph Kantuscher 1982 のご案内

ドイツの巨匠 カントゥーシャ Joseph Kantuscher 1982 ヴァイオリンのご紹介

ミッテンヴァルト(Mittenwald)の知られざる名器 カントゥーシャのヴァイオリン

 

ドイツ新作ヴァイオリンJoseph Kantuscher1982

とても有名な製作家ではあるのですが、イタリア製ばかりがもてはやされる日本ではドイツということで人気が無いのでしょうか、なかなか現物を見る機会に恵まれませんでした。まさに知る人ぞ知る名器といえるでしょう。外観と音色の最良の組み合わせを研究し続けたカントゥーシャの製作スタイルは唯一無二の存在であり、そのパフォーマンスは、物理特性、音響特性を高めるとヴァイオリンの音はこういう音になるのかと、驚愕します。

特にこの楽器は見事な表板のハーゼが目を引きます。一級品の材料が吟味され、使われていることが見てとれますね。

表板の見事なハーゼ
是非、ご試奏にてこの圧倒的なパフォーマンスをお試しになられてください。

 

【Joseph Kantuscher】

Joseph Kantuscherは1923年にスロベニアの小さな町オクラ・ジリュトメール(Okraj Ljutomer)に生まれる。
6歳の頃には音楽学校でヴァイオリンを学び始めるが、ヴァイオリンそのものに魅了された彼は14才で最初の楽器を製作する。
1941年に高校を修了した後は建築を志すが戦争の激化で断念する。しかしドイツ国の強制労働からは運よく免れ、ミッテンヴァルトのヴァイオリン製作学校に入学した。
戦時中の徴兵などを経た後、1945年にミッテンヴァルトに戻る。そしてReiter Violin Shopにて10年ほど働いた後、1955年にミッテンヴァルトに自身の工房を構える。
1957年にベルギーのリエージュで開催されたコンペティションで金賞を受賞したことがきっかけで、彼は世界的な飛躍を遂げていくこととなる。
カントゥーシャは生涯に846台の弦楽器を製作したが、2013年に90歳で製作したビオラが最後の楽器となった。
カントゥーシャは「マティアス・クロッツの再来」と称され、ミッテンヴァルトのヴァイオリン博物館の館長などを歴任した。そしてドイツのミッテンヴァルトは再び世界の注目を集めるようになった。
2015年10月6日(91歳) ミッテンヴァルトで死去。