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このヴァイオリン、実はA.Samioneの製作工房で生まれました。
しかしながら、パターンや隆起はSamioneのそれすなわちStradivari とは異なっています。
隆起はエッジの近くから全体的につけられているという感じで、高いところと低いところの差はSamioneに比べますと、少なくなっています。
しかしながら、それは量産品のような物足りない隆起ではありません。しっかりと力強さを感じさせる隆起が付けられているのです。
ですから、このヴァイオリンは、優雅で繊細という Stradivari のヴァイオリンの持つ雰囲気ではなく、敢えて言えばBrescia派の影響を受けたヴァイオリンのような雰囲気を感じさせてくれるのです。
と言う訳で、ラベルは Stefano Scarampella となっているのです。
その隆起のせいだけでは無いとは思いますが、音も豊かな響きと力強い輝かしいトーンを持っています。
このヴァイオリンはは少なくともこの1.5倍~2倍の価格の楽器と比べてください。
このようなヴァイオリンを、今回ご案内できたことは、本当に幸運だと思います。(1台だけなのが残念ですが・・・・。)