ヴァイオリン選びで誰もが陥りやすい罠や誤りについて

インテルメッツォの第17回です。

今回からは、 楽器を選ばれるときに皆さんが陥りやすい罠や誤りについて、私の独断と偏見を展開していきたいと思います。

キーワードは

1)相談

2)研究

3)比較

です。

相談とはどういうことかと申しますと、 楽器のことなんかさっぱりわからないし、自分で選んだことも無い。 だいいち弦楽器店もどこへ行ったら良いのかわからない。
この様な方は、先ず、ヴァイオリンについて詳しい人、 ヴァイオリンが上手に弾ける人を探されると思います。 そしてその人に相談するのです。
すなわち、ヴァイオリンの先生やこの前楽器を買ったばかりの知人、 オーケストラに一人ぐらいはいる楽器マニアの方等に相談する ということになります。 日常的によく見られると思います。

続いては研究ですが、これは、実際に 弦楽器店を訪問すると、様々な製作者名が会話の中で出てきます。 そして出してもらう楽器の製作者も実際様々です。 製作者を知らないと、馬鹿にされているような気がして、 製作者について色々と調べるようになります。 凝り性の方、真面目な方はこれに熱中します。

最後は3)比較です。
まあまあ気に入った楽器が見つかったとしても、 一軒のお店だけではその楽器が良いのだか、悪いのだか、 価格が高いのか安いのかわかりません。 他店を回って、同じ価格帯の楽器を試奏したり、 同じ製作者の楽器の他店での値段を調べたりします。 これも日常的にやられておられるのではないでしょうか。

これらが今回のキーワードなのですが、 ここまで読んでこられた方には、 「な~んだそんなことなの、それっぽっち?」とか、 「高い買い物なんだから当たり前じゃあないか、 これのどこが悪いんだい」 わざわざ聞くまでのことではないとお叱りを受けるかもしれません。

確かに1)相談、2)研究、3)比較という行為自体は悪いことではありません。

しかし、こと楽器選びに関しては、これら「3つの行為の誤った使用法」 によって、貴方は確実に心の迷い、判断力の低下を来たすことになります。 その結果、楽器選びは迷路へと入っていくのです。 これが楽器選びの罠なのです。

次回から、「よくある3つの行為の誤り」について 一つ一つ解説をしていきたいと思います。

次回の更新は3月15日ごろを予定しております。

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