防音室の出来るまで

7.工事 (天井、壁)



天井は下の画像の金具でもって、フレームから吊られる状態になり、躯体(コンクリート)への音の振動を遮断する。



防音室の壁、天井とマンション躯体との間の隙間はグラスウールで埋め尽くしていく。
黄色いグラスウールがむき出しで使われているのがおわかりになると思うが、防音室づくりに特化していない業者(例えばリフォーム専門業者)だと、ガラス繊維が刺さったりするので、作業性からグラスウールを袋に入ったまま使ってしまうようなこともある。TV番組ビフォーアフターなどで良く見る絵である。
もちろん断熱材としての使用する場合はそれで良いのだが、吸音材として使う場合はそれでは充分な効果が得られない。
まともな材料を使っていても、それを生かすノウハウが無いと、きちんとした遮音性能は得られないのである。
新築やリフォームの一環で、家の一部に防音室を作るような場合は、施工業者に正しい防音室づくりのノウハウがあるかどうか予め確かめておかないといけない。使用される材料だけで安心はできないのである。

これもノウハウのひとつであるが、ボードを重ねていく際に隙間が生じないように、ボード一枚一枚に糊を付けているところである。
音はごく些細な隙間からも漏れていってしまうので、防音室内は高い気密性が重要なのである。

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