「陛下、今夜お弾きになられたら」来日したトランプ大統領夫妻、天皇陛下にヴィオラを贈進

国賓として来日したトランプ米大統領夫妻、天皇陛下にヴィオラを贈進。皇后さまが「陛下、今夜お弾きになられたら」

 

そのヴィオラはいったいどんな楽器なのか興味がありますね?

世間ではそのヴィオラがいったいいくらくらいの価格なのかの方に関心があるようですが、私としては、そのトランプ夫妻によって天皇陛下に贈られた楽器の大きさがいったい何cmなのか?天皇陛下が弾ける大きさなのか?そちらの方に関心があります。

 

2019年5月27日午前、天皇、皇后両陛下は、皇居・宮殿「竹の間」で国賓として来日したトランプ米大統領夫妻と会見されました。

その際に双方から贈り物の交換があり、トランプ大統領夫妻は天皇陛下にヴィオラを贈られました。その際、皇后さまが、陛下に「陛下、今夜お弾きになられたら」とおっしゃる場面も。

天皇陛下は、幼少のときからヴァイオリンを桐朋学園の名教授、久保田良作氏に師事し学ばれましたが、皇太子時代にはヴィオラを奏され、学習院オーケストラ、同OBオーケストラ、そしてチョン・ミョンフン氏やミーシャ・マイスキー氏、樫本大進氏などのアーティストとの共演など、これまでにもそのヴィオラを演奏するお姿が報道されてきました。

トランプ大統領自身は、楽器を演奏したり、クラシック音楽を愛する人かどうかわかりませんが、天皇陛下への贈り物としてはかなりスマートなものだったのではないでしょうか?トランプさんのブレインの方、だれかわかりませんが、芸術のわかる優秀な方がいらっしゃるのですね、センスの良さが伺えますね。

報道では、アメリカ製のヴィオラ、80年前のヴィンテージものと言われていますが、いったいどのようなヴィオラだったのか?誰が製作したものなのか?楽器屋としては、ちょっと気になりますね。

それより何より、弦楽器を愛好する皆さん方はすでにお気づきかと思いますが、ヴィオラはボディサイズがまちまちであるという、ヴィオラ特有の問題があります。
ヴィオラの大きさは弾きやすさに大きな影響がありますから、ヴィオラ弾きにとって、ヴィオラを選ぶ際にかなり重視する要素のひとつです。

果たしてトランプ陣営は天皇陛下が皇太子時代にお使いになられていたヴィオラのサイズまで調査が及んでいたのかどうか?

アメリカのオーケストラのヴィオラセクションをご覧になればおわかりになられると思いますが、アメリカのヴィオラ奏者はみんな42㎝とか43㎝とか、かなり大きな楽器を使っています。アメリカでは日本では大き過ぎるといって敬遠されるようなサイズのヴィオラが標準サイズ?なのかもしれません。

天皇陛下に贈られたヴィオラが、トランプ大統領の体格に合わせた大きさの楽器ではないことを祈ります。

 

ヴィオラの大きさの測り方

ヴィオラとは?ヴィオラとヴァイオリンの違いなどについてはこちらのHP 、 ヴィオラの魅力をご参照ください。

 

天皇陛下が皇太子時代のヴィオラ演奏活動

 

ヴィオラの名曲についてはこちらをご参照ください

ヴィオラの活躍する名曲、ブラームス 弦楽四重奏曲第3番はこの演奏会で聴けます。
ヴィオラの名手、吉田有紀子の名人芸をご堪能ください。