Hannibal Fagnola 1932 (labeled)

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この楽器、実は本体はMezzano Valle と同じ工房で作られています。
最高ランクのMezzano Valle、しかも製作後3~5年寝かされたものから、音の良いものを厳選し、仕上げをモダンイタリー風にいたしました。

この楽器は、オールドのレプリカを作る時のように、予め木に薬品処理をしたり、最初から傷を付けて作っていくような方法はとっておりません。
オーソドックスなイタリア新作風にヴァイオリンを仕上げてから、それに手を加えてまいります。

その手法は、長年楽器を使いこむことによって、擦り減っていく部分のニスを、実際に時間をかけて擦っていきます。
また、長年の間には、楽器はぶつけたりして、どうしても角、エッジの部分は丸くなるものです。そういった部分までも、できるだけ自然に作り出します。

その結果、まるで、30年~80年間使いこまれたような楽器すなわち、モダンの年代の楽器の雰囲気が生まれるのです。
例えば、スクロールをご覧下さい。黒の縁取りが消えかかっているあたりの処理が実に絶妙です。

この複製の作り方の利点は、最初から、木に着色したりして作る作り方に比べますと、はるかに、自然に歳をとった感じになることです。
また、音の良い楽器のみを抽出し、後からこのような処理をすることが出来ますので、オールド風の仕上げ=音は未知数というリスクは無くなります。
見た目は古そうで格好良くても、音がダメだったら、それこそ台無しですものね。

「新作の良さは確かにわかるけれど、あのピカピカした感じはちょっと抵抗あるねえ」とおっしゃる方には最適です。

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