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名器の響き ヴァイオリンの歴史的名器|ピエール・アモイヤル

名器の響き ヴァイオリンの歴史的名器

(WPCS-22069 ) \1,500

ヴァイオリンの歴史的名器 CDジャケット

◆ Niccolo Amati 1939
タルティーニ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタト短調
《見捨てられたディド》◆ Antonio Stradivari 1716 “Provigny”
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番より
Preludio、Loure、Gavotte en roudeau◆ Guarneri del Gesu 1742
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番より
Adagio◆ Antonio Stradivari 1724 “Le Sarasate”
ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとチェロとチェンバロのためのソナタイ長調

◆ Antonio Stradivari 1699《ロングストラド》
タルティーニ:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ第7番より
Adagio

◆ Antonio Stradivari 1708 “Le Davidoff”
パガニーニ:カプリース第24番

演奏:Pierre Amoyal

◆ヴァイオリンの歴史的名器(銘器)の弾き比べCD◆

アマティ、ストラディヴァリ、ガルネリ・デル・ジェスといういわゆる3大名器の音が聴き比べられます。

随分昔にはLPでも出ていたもの。今回のCD化にあたっては96KHz/24bitリマスタリングがなされた。そのせいか、ヴァイオリンの高域の倍音成分がよく聴こえるような気がする。録音が悪かったらこの手のCDは意味が無い。また演奏家に強い癖があっても楽器の違いがよくわからないことがある。
このCDはそういうわけでヴァイオリンの歴史的名器(銘器)の音の違いを倍音成分で聴き分けるのには大変適している。
また演奏はアモイヤルが弾いているだけあって、曲の鑑賞用としても充分耐えうる本格的なものである。
そういう意味では大変バランスの取れた企画と言えるだろう。
また名器聴き比べ的なCDはほとんどが輸入盤でしかも入手しづらいものが多い。しかしこれは国内盤、しかも廉価盤ということもあってきっと歓迎されるに違いない。

このCDを聴く限りでは、アマティが少しシャリシャリしていて、デル・ジェス はもやもやしたこもった音と少し意外に感じるところがある。もちろん、それには楽器のコンディション、調整、弾いている曲の違い、録音の違い等々様々な要因があるであろう。
ただそれに比べるとやはりストラディヴァリはどの楽器も聴きやすい。 こんな言い方をしてしまったらおそらく安っぽくなってしまうが、ストラディヴァリはやはり「万人受けのする」音なのではないだろうか。それがゆえに、ストラディヴァリは普遍性を持ちえたのだと今更ながらに実感した。