島根 恵|ヴァイオリンおけいこ名曲集| 華麗なるピアノ伴奏によるヴァイオリン協奏曲集

華麗なるピアノ伴奏によるヴァイオリン協奏曲集
ALCD-9101/02

宮殿のサロンコンサート
~華麗なるピアノ伴奏によるヴァイオリン協奏曲集~

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲第6番 イ短調 RV356 《調和の霊感》作品3より
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第23番 ト長調
ローデ:ヴァイオリン協奏曲第7番 イ短調 作品9
アッコーライ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調
べリオ:《バレエの情景》 イ短調 作品100
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調RV310《調和の霊感》作品3より
カサドゥシュ(伝モーツァルト):ヴァイオリン協奏曲 ニ長調《アデライーデ》
ローデ:ヴァイオリン協奏曲第8番 ホ短調 作品13
ベリオ:ヴァイオリン協奏曲第9番 イ短調 作品104

ヴァイオリン:島根 恵
ピアノ:碓井 俊樹
使用楽器:Marcello Ive 2003       録音:2010年8月

これはいわゆるおけいこ名曲と言われるヴァイオリン協奏曲を録音したCDです。
意外にこういった曲のCDは少ないので、国内盤で手に入りやすいこともあり、ママさんたちには朗報ではないでしょうか。しかもオーケストラ伴奏ではなくピアノ伴奏で収録してくれているので、さながら、おさらい会を彷彿とさせてくれます。ピアノ伴奏部分、間奏の部分などを聴いて覚えておくのに、最適なCDではないでしょうか。
私は《バレエの情景》を聴いて、発表会で娘が弾くのをハラハラしながら聴いていたことを思い出しました。もちろん、かつてのヴァイオリン少年、少女がこれを聴いて感傷に耽るのも良いでしょう。

島根の演奏はいわゆる教材としての無味乾燥、安全運転的な模範演奏ではなく、どれも作品として血の通ったものにしています。子供の時に弾く練習のための曲ということではなく、ひとつひとつをかけがえのない作品として、それぞれの様式を踏まえて大切に表現しているのです。
また、教則本には載っていないので、それぞれの曲の1楽章しか勉強していない人が殆どでしょうが、きちんと全楽章を演奏してくれていることも大変有難いことだと思います。全体(全曲)を知ってこそ、単一楽章をどう弾いたら良いかがわかってくるのではないでしょうか。

録音はMarcello Ive(新作イタリアヴァイオリン)の華やかでクリーンな響きが良く録られています。島根恵は以前にも同じMarcello Iveの 1995年作のヴァイオリンでCDを録音していました。→ 新作ヴァイオリンで弾くバッハ無伴奏  新作楽器をメインに使っておられる演奏家のお一人だと思います。