Kenji Miyagawa 2006 Antoniazzi model
¥1,050,000
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宮川氏の楽器作りは名器の修理体験に基づいているのが大きな特徴です。
私の感じでは そういった修理に長けた製作家の楽器はやはり「音」においても何か違うような気がいたします。もちろん、修理に慣れているということは、駒や魂柱、そして指板などが、製作だけしか行わない製作家に比べて格段に精度が高いということが要因としてあるかもしれません。でもそれだけでは語れない何かがありそうです。
名器を修理する、まさに名器の裏側から覗くという貴重な体験を通して得るものは、多くの文献や写真集、そして計測データなどでは決して得ることのできない「何か」を教えてくれるのではないかと思います。
彼の作る楽器のどれもが安定した音(特に低音域が新作楽器にもかかわらず豊かに鳴る)を持っている理由は、まさにその「何か」をつかんでいるからではないかと私は思うのです。

この楽器はミラノの巨匠 Riccardo Antoniazzi の1910年代の楽器をモデルとして作られました。パーフリングの外側のエッジまわりや隆起にその特徴が強く見られます。

クレモナ系の新作製作者からは決して見ることのできないこの独特の世界観を是非味わってみてください。

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