ヴァイオリンのメンテナンス

楽器のメンテナンスは、非常に重要です。
特に、オールドや良い新作ヴァイオリンを手にされた際は、練習や演奏後のお手入れが重要です。



自分でできる楽器のお手入れ 職人に頼みたい楽器の調整・修理
  • 駒、魂柱の調整
  • 毛替え





 

 

自分でできる楽器のお手入れ



・ドミナント弦のお話


・梅雨〜夏のヴァイオリンのニスの守り方





ドミナント弦のお話
−あるドミナント党のつぶやき−

ドミナント弦(ナイロン系の弦を含む)の特長
1.切れにくい
2.発音が良い(音の立ち上がりが良い)
  3.大きな音が出る
4.弦が狂いにくい


ドミナントの性能をフルに引き出すには、だいたい3週間から1ヶ月過ぎたら張り替えるべきでしょう。
プロの奏者などは皆さんそうしています。

ただ、アマチュアの方であまり弾く時間のない方は、どうしてももったいないと思われるでしょう。
弾く時間が毎日そんなに長くなければ 3ヶ月〜半年ぐらいは張っておいても大丈夫。
ただし、切れてしまったら、その時は切れた弦だけではなく、他の弦も一緒に替えてあげましょう。
ひとつの弦が新しくなるとその弦だけ元気が良くなって全体の音のバランスが狂ってしまいますので・・・。

普段弦を張り替えない方も ここ一番という時(試験や本番)には 2、3日前〜1週間前に
弦を張り替えておくことをお勧めします。


ドミナントを嫌う人の意見は、"弦の張力が強いので楽器に悪い。" "音がシャリシャリ ザラザラする。"です。

そこで、ドミナント弦のシャリシャリ、ザラザラが嫌で使わない方に秘伝を公開。


ドミナント弦のシャリシャリ ザラザラ感を取る方法。

用意するもの

消毒用アルコール(薬局にて)
ティッシュ
ドミナント弦
1.弦をアルコールを含ませたティッシュでよく拭きます
2.するとこんなにアルミの粉末が…。

)G線はシルバー巻なのでこの様な汚れは、
ティッシュに付きません

D線にもシルバー巻があります。
この場合も汚れません。
くれぐれも楽器にアルコールが付かない様に気を付けて下さい。
アルコールはニスを溶かします。


この様な処理をした後は、心なしか音も滑らか!?
これが果たして気のせいなのかどうか、ご自身でどうぞお試し下さい。




新作ヴァイオリンを梅雨のじめじめと夏の高温から守る
楽器によっては作られて1年〜2年未満のヴァイオリンのニスは非常に柔かい状態になっています
高温・多湿になる梅雨時から夏の時期はご注意下さい。
ケースに長い間しまっておくと、裏板とケース底が触れる部分のニスが変形し跡になったり、 ひどい時はケース布地の起毛が裏板に付着してしまうことがあります。 永年の間にはニスの色が変化したり陰影がついたりして、それらはヴァイオリンに味わいを
もたらしますがそう割り切れない場合もありますね。 一番良いのはケースにしまわないでおくことですが、今度はヴァイオリンの置き場所がありません。 そこでひとつ方法をお教えしましょう。

ただし、くれぐれも吊るす場所にはお気をつけ下さい。
また、台所に吊るしたり愛煙家?のお部屋の場合は油やヤニが付着して楽器をかえって汚くすること
がございますのでお止めください。

ヴァイオリンの梅雨〜夏の対策法

クリーニング屋さんでもらう針金製のハンガーを用意します。

ハンガーの引っかける部分をねじって、かけ易くします。
カーテンレール等しっかりハンガーのかけられるところを探します。
ヴァイオリンのスクロールの部分を引っかけておきます。
これでニスに跡が付くこともないしニスの乾燥、浸透の度合いも早くなります。

窓のところに掛ける場合は、 直射日光を当てないように注意して下さい。
また、楽器を窓にかけているのを忘れて出入りをしたり、家人が気付かないで、楽器をひっかけないよう、落下にはくれぐれもご注意下さい。



Topへ