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弦楽四重奏コンサートのご案内

クァルテット・エクセルシオ 定期演奏会のご案内

クァルテット・エクセルシオ メンバー

 

弦楽四重奏団 クァルテットエクセルシオの定期演奏会が2019年6月2日(日)東京文化会館小ホール、そして札幌でも同一プログラムで6月5日(水)札幌コンサートホールKitara小ホールにて開催されます。

オーディオ装置の再生で一番難しいとされているのは、アコースティックな弦楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)と言われています。CDやTVを通して聴く弦楽器の音と、演奏会で聴く生演奏の音とはかなり違います。演奏会場で聴く弦楽器の音は、自然で刺激臭の全くない、本当に心地よい響きだと思います。

ヴァイオリンやチェロなど、コンチェルトやソロリサイタルなどで聴くのももちろん良いのですが、私は弦楽器がお互いに響き合ういわゆる純正調のハーモニーの美しさ、そしてヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ各楽器の特徴を味わうには、弦楽四重奏(クァルテット)という演奏形式が一番最適なのではないかと思います。

と言うのも、生で聴く弦楽器の音は伴奏の音にかき消されがちなことが多いからです。
CDなどは録音の場合はマイクのセッティングやミキシング時のバランス調整などで、ソロが引き立つようにカバーしますが、実際に会場で聴く場合は、ソロの音がオーケストラ伴奏、そしてピアノ伴奏であっても埋もれてしまって聴こえにくいことが少なくありません。
もちろん、これはオケの編成、ピアノ伴奏者の弾き方、ホールの音響特性や、ホールの座る席の位置によっても差はあると思います。しかし、CDで聴くように、ディテールまでつぶさにソロの音が聴こえてくるということはなかなかないでしょう。

ところが、弦楽四重奏は同じヴァイオリン属の仲間だけでアンサンブルをしますし、4人だけですので、お互いをかき消すようなことはありません。それぞれの演奏、持ち味がしっかりと聴き取れるのです。ですからヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの良いところを、美味しいところを、ソロリサイタルや協奏曲を聴くよりも一番堪能できるのではないかと私は思っています。

そういうわけで、まだ弦楽四重奏を聴いたことがないという方、また、TVやCDでは聴いたことはあっても、生演奏は聴いたことがまだないというような方、ぜひこの演奏会に足をお運びいただき、クァルテットの醍醐味、大作曲家が描く弦楽四重奏の世界に触れてみてください。

クァルテット・エクセルシオ・定期演奏会チラシ

チラシのダウンロード(pdf)はこちらからお願いします

【クァルテット・エクセルシオ】

年間70公演以上を行う、日本では数少ない常設の弦楽四重奏団。
ベートーヴェンを軸とした『定期公演』、20世紀以降の現代作品に光をあてる『ラボ・エクセルシオ』、人気傑作選『弦楽四重奏の旅』、モーツァルトを軸とした多彩な『アラウンド・モーツァルト』の4シリーズを展開しつつ国内外で幅広く活動。
加えて、幼児から学生、地域コミュニティを対象に室内楽の普及にも積極的に力を注いでいる。
‘94年結成。第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位、’08年第19回新日鐵音楽賞「フレッシュアーティスト賞」、’14年第16回ホテルオークラ音楽賞など受賞歴多数。
また6年間『サントリーホール室内楽アカデミー』にて後進の指導にもあたる。
’16年6月にはサントリーホール主催でベートーヴェンの弦楽四重奏全曲チクルスを日本の団体として初めて演奏、さらに7月初めにはドイツデビューを果たし今後の活躍がますます期待されている。
’16年より、常設の弦楽四重奏団としてはおそらく初めての音楽ホールでのレジデンス活動も浦安市の浦安音楽ホールを拠点にホールオープンと同時に開始する。

クァルテット・エクセルシオ(Quartet Excelsior)メンバー
1stVn :西野 ゆか 2ndVn:北見 春菜 Va: 吉田 有紀子 Vc: 大友 肇

 

先日浦安音楽ホールで行われたリハーサルの模様を撮影してまいりました