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チェロ、Montagnana(モンタニャーナ)型の特徴について

モンタニャーナ型チェロについて、その特徴について解説いたします。

ヴァイオリンは9割がたがストラド型つまりStradivariを規範とした形で作られてきました。それはヴァイオリンにおいてはやはりStradivariが確立したパターン、形が理想的、普遍的、王道とも言えるものであったからです。

ところが、チェロに関してはStradivariだけが普遍的なものとして認知されたわけではありませんでした。

もちろんあのStradivariが作るチェロなのですから悪いものであるはずはないのですが、それ以外の製作者の楽器、例えばドメニコ モンタニャーナ(Domenico Mongnana)、 マッテオ ゴフリラー(Matteo Goffriller)などの製作家の楽器もStradivari同様、名手たちに愛奏されてきました。

モンタニャーナ型というのはそのベニスの製作家Domenico Montagnana(ドメニコ モンタニャーナ)のパターンを模した型で作られた楽器を示します

Domenico Montagnana は先に書きましたように、多くの名チェリストに愛用されたことで、特にチェロが有名になりました。その理由はストラドよりやや全長は短く、幅は広いという特徴的なアウトラインがもたらす音の魅力なのかもしれません。

もちろん、形、パターンを真似ただけで、Montagnana の音が実現できるわけではないのですが、幅の広い、すなわち容積の大きなボディから出る音(特に低弦)には、形を模した楽器にも共通するところがあるように思います。

 

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