Bruno Montagne 1999 Aquila
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イタリア新作ヴァイオリン Bruno Montagne
これは、現在個人的に最も惚れ込んでいると言える楽器です。

その理由は

1)作りが良い
2)ニスが厚く綺麗
3)音が良い

からです。

単に製作精度が優れているという製作家は他にもいますが、製作精度の高さと楽器の魅力というようなものを同居させられる人は、意外に少ないものです。
私は、製作精度が高くなってくると、皮肉なことに人間味、温か味が後退してしまうことがあるように思えます。製作精度を追求すると、手工品としては面白みに欠けるものにもなりがちなのです。

このMontagneの楽器は、製作精度の高さを見せながらも、温か味を感じさせます。
シャープさと柔らかさが 見事に同居していると言えましょう。
それには、このたっぷりと厚く塗られた良質のニスも一役買っているに違いありません。
このニスは、まるで、楽器を美しく見せる術を知り尽くしているようです。

全体的に精密、緻密で、すっきりとしたつくりながらも不思議と温か味を感じさせてくれます。
隆起についても高い部分と低い部分の分布が大変巧妙で、しっかりとした隆起をつけながらも、全体的には膨らみをそれほど強調するようなことはありません。
つまりあらゆる面でバランスが取れている楽器と言えるのです。

実はこの人の楽器を見るのは初めてではありません。
少なくとも以前に2回ほどはこの製作家のヴァイオリンを見ているはずです。
その時の楽器も、1)製作精度の高さ、2)ニスの美しさなどは大変印象的でした。
しかしながら、最終的にはいずれも見送ってしまいました。それは音の魅力に乏しかったからです。

今回は音も魅力的! ですから、本当に言うことはありません。私自身が惚れ込んでしまうのもお分かりでしょう。
でも「楽器の音は演奏者が判断するものであって、ディーラーが関わるものでは無い。」というご意見をお持ちのディラーもいらっしゃいますから・・・・・・・ 私が音についてこれ以上誉めるのはやめておきましょう。

 

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