製作者自らが施したと考えられるペグとテールピースへの彫刻はこの楽器がLanaroにとっても特別なものであったことを想像させます。またこれはそういった楽器ゆえコレクターのもとで大事に保管され状態は全くの新品。とは言えこの年代のイタリアの製作家ですから現代の製作家に比べますと随分と特徴はあります。彫刻からも感じ取れますがそれは繊細さよりも力強さでしょうか。現代製作家に比べると製作精度や美しさの面ではちょっと劣るかもしれません。しかしこの楽器には現代の作家にはない、おおらかさや力強さが備わっているように思います。精度がそれほど高いように見えないのに良い楽器だと思わせるのは、バランスが取れていることと製作のポイントをしっかりと押さえているからでしょう。
申し訳ありませんがHPでこの楽器の全貌をご覧いただくのはもうしばらくお待ちください。
(もちろんご来店いただければご覧になれます) |