Heinrich Th. Heberlein Jr. 1921 Markneukirchen
Sold
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個人的な好みなのですが、del Gesu のコピーは小さくあって欲しいと思っています。小さくというのは何も本物よりも小さくという意味ではありません。そのままの大きさでという意味です。
と申しますのは、コピーを作る場合であっても、原寸ではなく標準的なサイズにまで拡大して作ってしまうことが割と多いからです。一番多いのは全長を355mmとするものです。何故このサイズにするかというとその大きさはストラディヴァリが試行錯誤の上に確立したサイズだからです。ストラディヴァリ以降355mmはヴァイオリンの標準サイズとなったのです。(でもその「標準」はドイツやフランスの楽器になると何故か少し大きめで358mm〜360mm になります。)
ヴァイオリンのサイズが355mmに落ち着くまではイタリアでは楽器のサイズは350mm〜353mmと、そう大きいものではありませんでした。言ってみれば大きいサイズは名器には似合わないのです。(もちろん例外はあります。例えばストラドにはロングパターンと呼ばれる358mmぐらいの楽器があります。)


この楽器のボディサイズは352〜3mm。実に格好良いでしょう!(355mmと比べて)たった2、3mmと言う無かれ、この数mmが全体に与える影響は決して無視できません。残念ながら、HP上では画像を縮小してしまっていますのでその数mmの差がどんなものであるのかを
お伝えすることはできません。例えばdel Gesuを特徴づけているf字孔は数mm大きくなると(たとえ他の寸法と連動していたとしても)全体の印象は随分と違ったものになってしまいます。是非、現物を手にとってご覧になって下さい。

加えてこの楽器の健康状態は完璧です。この年代にもかかわらず割れ修理の跡は全くありません。表、裏板の強さは目をみはるものがあります。そういった完璧な状態から出される音は強靭そのもの。もしドイツの音は渋いとか暗いなんて言っている人がいたら、何も言わずにこの楽器を渡して弾いてもらってみて下さい。

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